田中結花ヴァイオリン教室NEWS

大事なこと　～コンクールを通して～

　風薫る5月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。新緑の中を風が通り気持ちの良い季節ですね。
先日、近所の公園でヨガを開催するとの事で行ってまいりました。自然と一体になる感覚、とても気持ちが良いものでした。ヨガの先生に"呼吸に集中する事により、自分と繋がる"と教えていただきました。昨今気忙しい毎日の中、自分と繋がる、とは静かな心を保つ大切なことと改めて思いました

教室NEWS、久しぶりの投稿となりました
昨年から今年春にかけてのコンクールについて書いてみたいと思います。
ヴァイオリン教室からは2人参加いたしました。
小1のYちゃんはルーマニア国際ジュニア音楽コンクールでは銀賞をいただき小3のMくんは、全国ジュニアクラッシックコンクールで1位をいただきました

小1のYちゃんは、コンクールが大好きな生徒さんです。小さい頃から挑戦しているので、舞台での演奏マナーや印象がとても良いカラダいっぱいで弾く姿は、こちらに元気を与えてくれます。
今回は2つのコンクールに挑戦しました。本番にいちばん良い演奏する事は『120%の練習をしないと100%の演奏が出来ない』とよく言います。Yちゃんはある時、「1位をとるにはどれくらい練習したらいいの？」と質問してきました。「1位をとる人は、沢山練習していると思うよ。1位とりたいの？」「うん、とりたい！」と元気に答えてくれました。
それからは今までの練習の取り組みから一転、1位をとる為の練習へと切り替わり、自分から練習をはじめ本気で練習に取り組みはじめました。おっとりした性格のYちゃんの決意、今後が楽しみです。素敵な結果がいただけた事、そして何よりYちゃんの成長にとても感動しました
Yちゃん、おめでとうございます♡

ルーマニア国際ジュニア音楽コンクール　銀賞

小3のMくんは今回が初めてのコンクールでした。

予選、本選、全国大会へと進むたび、成長されていく姿を見せてもらい、毎回感動の演奏を聴かせてくれました。
ヴァイオリンが好き！という気持ちが音に表れ、曲への理解を深める努力に結果が付いてきました。
最後の全国大会の演奏は、コンクールの演奏を超え、Mくんの世界観が心地よく楽しく、聴いている人に響くような演奏でした。
「楽しかった！」とニッコリ。素敵な笑顔でした
Mくんは、コンクールに参加するかぎり、絶対全国大会へ行きたい、と目標を持っていました。繊細な部分、タフな部分を上手にコントロールし、苦しい練習も丁寧に乗り越えてきました。
Mくん、おめでとうございます♡

全国ジュニアクラッシックコンクール　第1位

さて、また今期のコンクールが始まります。すっかり恒例となった生徒さんのコンクールの参加です。

ヴァイオリン教室では、ご希望の方に参加を申し出ていただいております。ご本人の希望と覚悟、ご家族の協力がないと出来ない事です。

コンクールは点数がつき、順位が付きます。世に出る前の音楽や、美術品、何にしても一定の基準の中から順位が出ます。一定の基準が変われば、順位や評価も変わってきます。
コンクールの結果は、その音楽の絶対ではありません。絶対は、過程にあります。いつもそこを忘れず、ヴァイオリンに取り組んでいけるよう、これからも一緒にコンクールに向けて応援させていただきたいと思っております。

7月には夏のおさらい会(発表会)です。ヴァイオリン教室の皆が、日々の過程を大事に、積み重ねてきた事が発揮できますように
本番1ヶ月前までには暗譜！が必須です。作曲家が書いている、音、リズム、ダイナミクスなどまでが暗譜です。
あと残りの時間は、音色や音楽性を磨き、気持ちを向けていきます。
大変な練習の先に、ヴァイオリンを弾く喜びが湧いてきますように