4月スタートの月となりました✨新しい環境、出逢い、また挑戦もありますね。
ヴァイオリン教室でも新しい生徒さんとの出会いがありました。
教室が新年度皆さんの良き学びの場となるよう、頑張りたいと思います
前回に続き、今回は小学1年生のRちゃん全国大会までのお話しです。
Rちゃんはヴァイオリンを習いはじめて3年目になりますが、お母様曰く、大の練習嫌いです、と。しかしレッスンでは、やるべき事をちゃんとやってきている状況でしたので大丈夫、と思っていました。(練習が好きな人少ないですよね)
ですが一年位前に、モチベーションが明らかに落ちている感じがRちゃんの言動から見てとれました。そんな時、同い年のお友達がコンクールに挑戦するという事で、Rちゃんのやる気が一気に上がり、コンクールに挑戦する事となりました。
予選の曲の練習が始まった頃、毎日何回くらいこの曲練習してる?と聞くと「3回くらい」「えー3回⁉️少ないでしょー。部分練習はしてる?」
「…」
Rちゃんの課題は、"曲を深める事"と決まりました。
"曲を深める"とは、その曲の背景を知って感じ、それを実現する為にテクニックを磨いて、音色も磨いていく事です。その後曲を自分のものにするには、子どもさんに出来る子は少ないのではないかと思います。
Rちゃんは、まるで変身したかのように毎日練習に取り組まれたと思います。現にお母様も、「こんなに練習したのは初めてです」と。
全国大会の演奏は、聴いているこちらの胸が震えました。
ヴァイオリンをやっていて良いことばかりではありません。むしろ長くやっていると苦しい事の方が多いかもしれません。練習した事が発揮出来ない時もありますし、悔しくて眠れない日もあると思います。
でも、一曲を深めピカピカに磨き、感動する経験が一度でもあると、演奏者としての苦労が飛んでいってしまいます。
小学1年生でこのような体験をしたRちゃん、私でも羨ましいです。
努力が報われましたね✨
Rちゃんを見守り応援し続けたご両親にも報われた、素晴らしい演奏だったと思います。
ここからがスタートですね。
Rちゃんらしく、ヴァイオリンを楽しんで学んで欲しいと思います✨