新緑の季節となり、気持ちの良い気候となりましたね。
久々の投稿となってしまいました(^^;
私のヴァイオリンをはじめたきっかけをよく聞かれますので、簡単に書いてみたいと思います。
私は4歳半よりヴァイオリンをはじめました。
3歳くらいの時、母親の友人のお子さんがすでにヴァイオリンをはじめており、弾いて聴かせてくれました。私もやりたい、と母親に言ったようで、母親と一緒に近所のヴァイオリン教室の門をたたきました。
しかし3歳という事と、周りより幼かったせいか、実際はじめられたのは4歳半になった頃です。
それまでは、毎週ヴァイオリン教室の習いに来ている生徒さんのレッスンを見学する為、ヴァイオリン教室に通う事になりました。
「ちゃんとレッスンを見学できたら、習いに来ていいですよ」と先生に言われ、母親と毎週見学に行きました。
何とか無事にヴァイオリン教室に入れていただきましたが、それからは母親と毎日の過酷な家でのお稽古がはじまりました。
厳しい母親のおかげで、現在の私がある思っており、今は母親には感謝しております。
そして何山も一緒に越えてくれ、一緒に音楽を楽しんだ日々は、とても心強く、ブレずに今までこれたのもひとりではなかったおかげです。
そんな幼少期でした。
その後どうなったのか…思春期の話しはまたの機会にしたいと思います(笑)
話しは変わりますが、ヴァイオリンでもピアノでも、芸術事をひとつものにするには、周りの方々の協力なしにはやり遂げられない事実があります。
ヴァイオリンをはじめるにあたり、子どもさんのやりたい、という気持ちを上回る親御さんの覚悟も、正直必要です。
「こんなにヴァイオリンの練習が大変だとは思いませんでした」と親御さんから言われた事があります。
「本当に大変ですよね。でも、〇〇ちゃんはとても伸びてますよ、お母様のおかげです。」と、心からの言葉です。
親御さんの我慢強さとブレない気持ちで、ヴァイオリンをやる環境にしっかりと馴染んでくるお子様の姿が見えてきます。
癇癪を起こしたり、泣いたり怒ったりと、子どもはエネルギーをマイナスにも出してきますが、これも凄いエネルギーだと思います。
ヴァイオリンが上手く弾けない、ともがいている子どもをいかにサポート出来るかが、親の手腕となります。
そして、ヴァイオリンのお稽古を通してお子様に身につけて頂きたい事は、"取り組む姿勢"です。
音楽はその人の全てを映す、と聞いた事があります。
ヴァイオリンを通して、人間性を育てる事は、とても貴重な付加価値です。お子様の全ての所作にも、目を向けていただきたいと思います。ヴァイオリンが上手く弾けるようになる、という事は、人間性を育てる付加価値の部分からは切り離せません。
私の周りの音楽を愛する方々は、人間性の高い方ばかりです。所作や言葉使いの美しさはもとより、他人の事を自分の事として捉え、良くなるよう考えます。世界の平和を願う事を中心に活動しています。
自慢ではありませんが、私のヴァイオリン教室の生徒さんの人間性の高さに驚き、大変嬉しく思う時が多々あります。小さなお子様でも、他人を慮る気持ちがあります。
お家での躾の素晴らしさを感じます。
躾とは、身を美しくと書きます。これからも、身を美しく成長していかれる生徒さんの姿を楽しみにしております。
田中結花ヴァイオリン教室では、夏の発表会に向けて始動です!コンクールに挑戦される生徒さんもいるでしょう。
それぞれが、楽しく充実した日々が送れますよう、ヴァイオリンを通して応援させていただきます。
毎度になりますが、
「急ぐな休むな」です✨